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トップ安全・安心消防本部> 夏場に火災多発!低圧進相コンデンサ等による電気火災の危険についてあなたは知っていますか?

夏場に火災多発!低圧進相コンデンサ等による電気火災の危険についてあなたは知っていますか?

熱中症予防と併せて火災予防を!

いよいよ夏に突入し、暑い日が続いていますね。

こまめな水分補給などの熱中症予防と共に、火災予防にもご協力をお願いします!

このページでは、夏場によく発生する電気火災を紹介していきます!

 

低圧進相コンデンサからの出火

低圧進相コンデンサとは、工作機械や業務用冷蔵庫などのモーター等で稼働する電気機器に必要な電力の効率をよくするための機器で、主に店舗や作業所の配電盤に設置されています。

以前作業場として使用していた住宅にも設置されていることがあります。

低圧進相コンデンサを長期間使用すると出火する恐れがあるため注意が必要となります!

 

低圧進相コンデンサとは

(一般社団法人日本電機工業会作成)

 

1どのようなときに出火する?

長年使用され、コンデンサの絶縁が劣化したことが原因で発熱し発火します。

内部で絶縁破壊が進んだコンデンサは、異常に膨らみ、破裂します。その破裂に伴い絶縁油が噴出し、ガス化した絶縁油が発火します。

低圧進相コンデンサの発火事故は、毎年、梅雨の季節から暑さが続く9月にかけて発生しています

夏場の気温上昇とともにコンデンサ本体の温度が上昇し、絶縁劣化が進むことが理由と考えられています。

 

2古い低圧進相コンデンサが危険!

過去10年間に発生した低圧進相コンデンサの発火事案で、多くのものが1975年(昭和50年)以前に製造された古いコンデンサでした。

*1975年(昭和50年) 以前に製造の低圧進相コンデンサには、異常が生じた際に、コンデンサを電源から切り離す保安装置が内蔵されていないため、出火の危険が高くなります。

 

3低圧進相コンデンサ火災を防ぐために・・・

機器を使用していない時でも発火する可能性があるので、機器を使用しないときは、ブレーカーを切り、コンデンサに電圧がかからないようにしてください

1975年(昭和50年)以前に製造された低圧進相コンデンサが設置されている場合は、保安装置の内蔵された新しいコンデンサへ交換しましょう!

設置後10年以上経過したコンデンサについても早めに交換又は専門業者による点検を受けてください!

 

 

コンセントからの出火

1トラッキング火災

テレビ、冷蔵庫、洗濯機などのプラグをコンセントに差したままの電気器具はありませんか?

このような状態で長い間放置すると、プラグにホコリがたまって湿気などが加わり、プラグの両刃間の絶縁部が熱をもって、徐々に電気が流れやすい状態へと変化し、そこに電気が流れてしまうとショートして火災になることがあります。

電気器具のプラグはコンセントを抜いて、付着したホコリ等をこまめに清掃して取り除きましょう。

トラッキング火災

 

2たこ足配線火災

家電製品やOA機器の普及によって多くの電気器具を使用するようになり、コンセントの数が不足して「たこ足配線」になりがちです。

コンセントの電気の許容量を超えて電気器具を使用するとコンセントが過熱し、火災になることがあります。

コンセントの電気の許容量を超えるような「たこ足配線」はやめましょう!

たこ足配線

3配線コード火災

傷ついたコードを使用したり、束ねた状態やタンス・机など重い物がのった状態で使用している配線コードは、その部分に負荷がかかって断線し、火災になることがあり大変危険です。

傷ついたコードは早めに交換し、束ねた状態での使用やコードの上に重い荷物をのせて使用するのはやめましょう!

 

4埋め込みコンセント火災

内壁に埋め込まれているコンセント内部でも、火災が発生する可能性があります。

これは設置されている場所によっても違いはありますが、特に台所・洗面所・トイレなど、湿気の多い場所で使用しているコンセントは、屋内配線とコンセント・スイッチの接続部でトラッキング現象による火災が発生しています。

また、コンセントを設置してから長時間経過したものは、表面だけでなくボックス内部に結露が発生したり構成部分が劣化することにより火災が発生した場合もありますので、電気業者に点検を依頼するなど定期的な検査を行って、火災の発生を防ぎましょう!

 

 

扇風機やエアコンからの出火

扇風機やエアコンは暑い夏を乗り切るためには必須ですよね!

しかし、古くなった「扇風機の部品」や「エアコンの電源コード」の不適切な接続等により、毎年多くの発火事故が発生しています。

不調を感じながら使用を続けていると発煙や発火が起き、火災事故等につながる可能性があり注意が必要です

製品自体はもちろんですが、電源コードや家電製品周りもこまめに掃除し、異常がないかチェックしましょう!

 

 

ご存じですか?冷房器具や家電製品にも寿命があります!

長年使用してきた家電製品は、長期間の使用や保有による経年劣化で、発煙や発火などの危険な状態が起こることがあります。

異音がしたり、使用中に製品が勝手に停止する等の不具合が発生したら、直ちにコンセントから電源プラグを抜いて使用を中止しましょう!

また、販売店やメーカーに相談してください!

 

 

 

 

こんな症状が出たら要注意!

「扇風機」

・スイッチを入れてもファンが回らない

・ファンの回転が異常に遅い、不規則、異常な音や振動がする

・モーター部分が異常に熱かったり焦げ臭い

・コードに触れるとファンが回ったり回らなかったりする

 

「エアコン」

・電源コードやプラグが異常に熱い

・電源プラグが変色していたり、焦げ臭く、ブレーカーが頻繁に落ちる

・取付部品が腐食して緩んでいたり、室内機から漏水している

 

 

 

 


掲載日 令和4年7月13日 更新日 令和6年4月10日
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消防本部 予防課 予防係
住所:
〒311-3423 茨城県小美玉市小川43-2
電話:
0299-58-5923
FAX:
0299-58-1190

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