定例記者会見(令和7年11月28日)
会見概要
【日時】
令和7年11月28日(金曜日)14時00分~
【場所】
小美玉市役所本庁舎2階第2・第3会議室
【出席者】
参加報道機関:茨城新聞社、毎日新聞社、読売新聞
市:市長、副市長、教育長、市長公室長、秘書課長、各部署担当
【記録】
秘書課
説明案件
記者会見資料(令和7年11月28日)(pdf 846 KB)
質疑応答の要旨
(1)議案等に関する質疑
- 議案:小美玉市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部を改正する条例について
記者:
家電リサイクル法対象製品の回収について、小美玉市では現行どのような対応をされていますか。
また、「霞台厚生施設クリーンセンターみらい」において搬入が始まるのはいつからですか。
それから、市の運搬手数料を2,000円へ価格改定する理由を教えてください。参考にした他市事例があればあわせて教えてください。
担当:
現在、本市では、家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)について、戸別回収を行っているところです。戸別回収は、現行では運搬手数料1,500円と、別途、メーカーで定められたリサイクル料金がかかります。
「霞台厚生施設クリーンセンターみらい」においては、令和8年4月1日から家電4品目の受け入れが開始されることとなり、運搬手数料が2,000円ということで決定されました。
今回、本市の運搬手数料についても、現行の1,500円から、「霞台厚生施設クリーンセンターみらい」の料金に合わせて2,000円に改正するものです。
「霞台厚生施設クリーンセンターみらい」は、茨城町・かすみがうら市・石岡市・小美玉市の4市町で運営しております。現在、石岡市と小美玉市が、戸別回収サービスを行っており、石岡市も今回の議会で運搬料の改正を行う予定です。
記者:
自己搬入をした方は、料金はかからず無料ということになるのでしょうか。
担当:
「霞台厚生施設クリーンセンターみらい」へ自己搬入した場合でも、運搬2,000円に加え、リサイクル料金がかかります。
近隣だと、かすみがうら市宍倉の拠点があり、そこへ持って行く場合は、運搬料金はかかりませんが、リサイクル料金はかかります。
記者:
そうすると、市に戸別回収に来てもらった場合と、「霞台厚生施設クリーンセンターみらい」へ持ち込んだ場合で、両方とも運搬手数料が2,000円となるということでしょうか。
担当:
その通りです。
- 補正:空家等対策推進事業費について
記者:
小美玉市では、現在どのくらい空き家がありますか。また、現在どのような空き家対策を推進しているのかを教えてください。
担当:
現在、市が把握している空き家の数は1,154戸となっています。
空き家対策につきましては、空き家バンク等を利用していただくほか、指定支援法人となっている茨城県宅建業協会や東電用地と契約し、所有者の探索・面会・調査を委託しているところです。
記者:
所有者の調査について、いつから実施しているかと、進捗状況を教えてください。
担当:
9月に補正予算を計上し、10月上旬に委託契約しています。
現在は、訪問に向けて、身分証明書を作成したり、相手方に通知したりといった準備を進めており、今後訪問・面接を開始する予定です。
記者:
今回の補正予算に計上してある、相続人のいない空き家を売却処分するため、相続財産清算人制度の利用について、対象となる空き家は何件となりますか。
担当:
今回1件を対象にしております。
記者:
本制度を利用して売却して得られたお金はどうなりますか。
担当:
まず、今回は100万円となっている予納金を裁判所に預けます。
その他、清算人に対する報酬といった諸経費がかかります。
対象空き家が売却された場合、かかった経費分は市に戻り、余剰金は国庫へ入ります。
- 補正:都市計画総務事務費(小河城跡地周辺整備関係)について
記者:
小河城跡地周辺整備とはどういった事業ですか。
市長:
小河城址の歴史や文化を活かした地域交流に向けたまちづくりを目指し、閉校した旧小川小学校跡地に、運動ができる多目的ひろばや散策コースを整備する事業となっています。
今回の補正は、一部地形が崖となっている場所があり、周りを補強する必要があるため、調査設計を行うという内容です。
- 補正:教育活動振興経費(オール小美玉クラブ全国大会出場補助金)について
記者:
「オール小美玉クラブ」が野球の全国大会に出場するということですが、どういった組織なのか教えてください。
担当:
「オール小美玉クラブ」ですが、市内にある4つの中学校及び義務教育学校の野球部で組織されている拠点校というものになります。拠点は美野里中学校に置いてあり、4つの中学校が一緒に活動をしている組織になります。
新人体育大会の結果により、3月に実施される文部科学大臣杯第17回全日本少年春季軟式野球大会に県の代表として出場することになっています。
- 補正:希望ヶ丘公園・市内体育館施設維持管理費(銅線盗難被害対策)について
記者:
具体的にどういった銅線盗難被害対策をするのですか。
担当:
出入口などへの防犯カメラの設置と、夜間に車両が敷地内に侵入することを防止するための車止め等の設置を予定しています。
記者:
県内の公共施設で銅線盗難被害が出ている状況ですが、小美玉市内の公共施設ではそういった被害は出ていますか。
市長:
対策をしていましたが、本市でも希望ヶ丘公園を含め複数盗難被害が出ております。
そのうち1件は未遂ですが、銅線を切られる被害がありました。
記者:
希望ヶ丘公園の被害がいつ発生したのかと、銅線盗難被害による施設使用への影響はでていますか。
市長:
希望ヶ丘公園は9月に被害を受け、その影響で一部照明がつかないためナイター等ができていない状況です。
担当:
被害を受けた施設につきましては、ナイター照明、多目的広場の照明の一部と、西側に4面あるテニスコートの照明が全てつかないという状況です。
記者:
この照明の復旧のための予算は今回の補正には入っていないようですが、いつ復旧をされるのですか。
担当:
復旧に関する費用につきましては、10月議会にて補正予算を計上しております。
(2)その他市政全般に関する質疑
- 茨城空港の国際便について
記者:
茨城空港の中国便が運休となり、その前にも台湾便が運休となっていますが、国際交流に力を入れている小美玉市として、市長は現状についてどう考えていますか。
市長:
中国便の運休につきまして、旅客需要の低迷という理由での運休ということで、残念です。
台湾便の運休については、機材の関係やダイヤの問題もあり、運休となったと聞いております。
先日、大井川知事と東京の台北駐日経済文化代表処に行った際には、台湾政府の方から、茨城空港での台湾便運行再開へ協力をしていきたいとの話もありました。
台湾新北市淡水区と友好交流を進めている本市としては、ぜひ運行再開していただきたいと考えています。
茨城空港については、先日、韓国ソウル便が就航し、搭乗率も80%以上とかなりにぎわっているということで、インバウンドも期待できますし、日本からもかなり多くの利用者がいると聞いていますので、引き続き運行を続けていっていただければと考えています。
- 百里基地のF2緊急脱出事案について
記者:
百里基地の自衛隊機の緊急脱出の件で、直後に市から再発事故防止等を要望したと思いますが、その後、防衛省とのやりとりがありましたら教えてください。
市長:
百里基地のF2緊急脱出事案については、防衛省からすぐに連絡があった中で、フライトレコーダーを回収し、早急に事故原因を究明して欲しいと要望しました。
訓練中に機体のトラブルで緊急脱出となっており、フライトレコーダーにかなり情報が残っているということで、一次的解析により機体のトラブルが要因と推定していると報告がありました。
今回、緊急脱出により人命が救われたことについてはほっとしております。







